ロトリガ粒状カプセル(2g)
特徴
ロトリガ粒状カプセルはEPA(イコサペント酸)、DHA(ドコサヘキサエン酸)を主成分とする薬剤となり、各種脂質を低下する働きをもち2013年に発売が開始された薬剤になります。
ロトリガ2g1包中(1日量)にEPAが930mg、DHAを750mg含有しています。
適応上は脂質異常症ではありませんが、総コレステロールで3〜6%低下作用、中性脂肪で14〜20%の低下作用があります。
規格
ロトリガ粒状カプセルは2gのみとなっています。
効果効能
・高脂血症
作用機序
オメガ‐3脂肪酸エチルは肝臓からのトリグリセリド分泌を抑制し、さらに血中からのトリグリセりド消失を促進することによりトリグリセライドを低下させます。
また、イコサペント酸エチル及びドコサヘキサエン酸エチルは肝臓のトリグリセリド含量を低下させ、脂肪酸・トリグリセリド合成経路の酵素活性を低下させます。
半減期
不明
禁忌・併用注意
出血している患者 *止血が困難になる可能性がある為
排泄経路・性状・代謝酵素
主に呼気から体外に排泄されます。
副作用
ロトリガ粒状カプセルの安全性は高く副作用発現率も低くなっています。主な副作用としては下痢(2.5%)となっています。
注意点
特に重篤な副作用の発現はみられなく安全性が高い薬剤となっています。また空腹時に服用すると吸収率が低下する為、食直後に服用する事がベターになります。
また噛むとカプセル内が魚油成分であり魚独特の臭みがあり、飲むのは厳しいかと思われます。添付文書でも噛まずに服用となっています。
EPAとDHAってどう違うの?
EPAとDHAは同じn-3系多価不飽和脂肪酸に分類されます。
DHAは脳や心臓などにEPAより移行しやすくなっています。
またEPAでは血小板凝集抑制効果がDHAより高く心筋梗塞、動脈硬化に効果的になります。
妊婦・授乳婦
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には安全性が確立していない為、一般的ではありますが基本的には投与しない事になっています。
薬価
規格 | 薬価 |
---|---|
ロトリガ粒状カプセル | 261.1円 |
*H28年4月変更薬価(次回はH30年4月予定)
ジェネリック医薬品(後発医薬品)
ロトリガ粒状カプセルは2013年の発売でありジェネリック医薬品は現在の所発売されていません。
エパデールS600を1日3回服用薬価とロトリガ粒状カプセル1日1回服用薬価で比べると同等程度となりますが、ロトリガはDHAも配合されている為より薬価ベースで比較するとより効果的かと思われます。
市販医薬品
エパデールSのスイッチOTC薬であるエパデールTが発売されています。
またEPA、DHAについては健康食品として各社から発売されています。しかしながら医薬品であるロトリガと同程度摂取するにはだいぶ服用しなければならないですね。
健康食品でのDHA・EPA摂取は何がいい?
DHA・EPAは健康食品として多数の会社から発売されています。そんな中でもDHAとEPAが500mgも含まれているものが「きなり」となります。
1日4粒でDHA・EPA共に500mgを摂取できる「きなり」。優秀品品質評価機関モンドセレクションにて2年連続金賞受賞の経歴があり愛飲者が非常に多い健康食品となります。
通常安いDHA・EPA健康食品は魚臭い事が非常に多いのですが、このきなりは全く臭みがなく飲みやすい上に、サラサラで有名なナットウキナーゼまで含まれています。
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ロトリガ粒状カプセル詳細
成分名 | オメガ‐3脂肪酸エチル |
---|---|
剤形・規格 | 錠剤/300/600/900 |
効果効能・用法・用量 |
ロトリガ粒状カプセル |
警告 | 特になし |
禁忌 | 出血している患者 |
添付文書 | 医療用医薬品の添付文書情報 |
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