脂質異常症に関連する用語集

脂質異常症、治療薬などに関する様々な用語について現役薬剤師がわかりやすく解説しています。

 

用語集目次

 

あ行
横紋筋融解症 / 悪玉コレステロール/ LH比(LDL/HDL比)

 

か行

 

 

さ行
スタンダードスタチン / ストロングスタチン / 善玉コレステロール

 

た行
動脈硬化指数(AI)

 

 

な行

 

 

は行
プラーク安定化作用 /

 

 

ま行

 

 

や行

 

 

ら行
リポタンパク /

 

 

わ行

 

 

 

脂質異常症に関連する用語集

 

 

  あ行

 

横紋筋融解症

スタチン系の薬剤服用で起こる可能性がまれにある、骨格筋の融解、壊死によってその成分ミオグロビンが血液中へ流出する状態になります。赤褐色尿、筋肉痛などの症状が発現し、急性腎不全や呼吸困難が発生し生命への危険、予後が不良となる場合があります。

 

悪玉コレステロール

略語としてLDLコレステロール(LDL-C)とも呼ばれ、肝臓から末梢組織へとDLD-Cを運ぶ役割を持っています。LDL-Cが増えすぎると動脈硬化などの原因になります。

 

LH比(LDL/HDL比)

LH比 = LDLコレステロール値 / HDLコレステロール値 で求める事が出来ます。

 

1.5以上:血管の壁にコレステロールがつき始める
2.0以上:血管全体に動脈硬化が進行
2.5以上:プラークが存在する状態

 

 

  か行

 

  さ行

 

スタンダードスタチン

スタチン系の中でLDL-Cを約20〜30%下げる効果をもつ薬剤。

 

ストロングスタチン

スタチン系の中でLDL-Cを約40%下げる効果を持つ薬剤。

 

善玉コレステロール

HDLコレステロール(HDL-C)と略され、末梢組織から肝臓へと余分なコレステロールを回収する働きを持っています。

 

  た行

 

動脈硬化指数(AI)

動脈硬化指数(AI) = (総コレステロール−HDLコレステロール) / HDLコレステロール で求める事が出来ます。

 

0〜2.9:正常範囲 3.0〜4.9:要注意 5.0以上:即治療

 

 

  な行

 

 

 

  は行

 

プラーク安定化作用

血管内皮にたまったコレステロールの塊(プラーク)を安定化させる働き。

 

  ま行

 

  や行

 

  ら行

 

リポタンパク

脂質は水に溶けない為、血液中に溶かす為にアポタンパクと結合しリポタンパクとなり血液中を運搬できるようになります。
比重の差によりLDL(低比重リポタンパク)、HDL(高比重リポタンパク)、VLDL(超低比重リポタンパク)、カイロミクロンに分ける事が出来ます。

 

  わ行

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